カテゴリー: マイル

どうもこんにちは。COSMIOSのわいひらです。
第1弾の記事では、中国東方航空のビジネスクラス6区間を25,000マイルで利用し、1マイル約39.6円相当になった実例を紹介しました。
そして第2弾では、その特典航空券を発券する方法として、大韓航空のスカイチーム特典について紹介しました。
今回は、その続きです。
実は、大韓航空のホームページを読んでいて、もう一つ気になる項目を見つけました。
それが、**「スカイチーム以外の航空会社の特典」**という項目です。

そこには、次の航空会社の特典航空券を発券できると記載されています。

そして今回は、その中でも中国南方航空の項目の、さらに細かいところに注目しました。
はい、そうです!
そこには、次のような必要マイル数が記載されています。
中国南方航空・中国国内線
| 座席クラス | 必要マイル数 |
|---|---|
| エコノミークラス | 20,000マイル |
| ビジネスクラス | 25,000マイル |
| ファーストクラス | 30,000マイル |
さらに、香港~中国国内線についても同じ必要マイル数が設定されています。
そうです!
中国南方航空のビジネスクラスにも、25,000マイルで乗れるんです!
中国南方航空は、以前はスカイチームに加盟していましたが、現在は脱退しています。
それにもかかわらず、大韓航空のマイルを使って中国南方航空の特典航空券を発券できるんですね。
これは面白い発見です。
ちなみに、中国南方航空は中国を代表する大手航空会社の一つで、中国全土に幅広い路線網を持っています。
これだけ多くの路線があるなら、かなり長い距離を飛べるルートも組めるのではないでしょうか。
そこで今回は、中国南方航空を利用して、25,000マイルでビジネスクラス6区間を乗り継いだ場合、どれくらい長い旅ができるのか。そして、その航空券を通常購入した場合、1マイルの価値は何円になるのかを調べてみました。
現時点で私が調査した範囲で見つけた、最も長い距離を飛べると思われるルートを紹介します!
今回の特典航空券の条件
まず、大韓航空の公式サイトに記載されている中国南方航空の特典航空券の条件を確認してみます。
中国国内線の必要マイル数は、ビジネスクラスで25,000マイルです。
ここで一つ注意したいことがあります。
この必要マイル数は往復を基準にした設定です。大韓航空の案内では、片道利用の場合でも往復分のマイルが必要とされています。
また、中国南方航空の特典航空券には、次のような乗り継ぎ条件があります。
- 出発地から目的地まで、片道につき最大2回の乗り継ぎが可能
- 目的地以外の都市で、旅程全体を通して1回の途中降機が可能
- 途中降機は乗り継ぎ回数に含まれる
今回考えたルートは、深圳を出発してハルビンまで向かい、再び深圳に戻る往復型の旅程です。
往路は深圳から喀什、広州を経由してハルビンへ。復路はハルビンから三亜、長春を経由して深圳へ戻ります。
つまり、往路・復路ともに2回ずつ乗り継ぐ、合計6区間のルートです。
なお、実際に発券する際には、全区間の特典航空券用空席や運航日、乗り継ぎ条件などを確認する必要があります。
25,000マイルで見つけた6区間のルート
今回見つけたルートはこちらです。
深圳 → 喀什 → 広州 → ハルビン → 三亜 → 長春 → 深圳
中国南部の深圳を出発し、まずは中国西端に近い新疆ウイグル自治区の喀什へ向かいます。
そこから広州、ハルビン、三亜、長春を経由して、再び深圳に戻るルートです。
| 区間 | 出発地 → 到着地 | 飛行距離 |
|---|---|---|
| 1 | 深圳 → 喀什 | 4,019km |
| 2 | 喀什 → 広州 | 3,927km |
| 3 | 広州 → ハルビン | 2,734km |
| 4 | ハルビン → 三亜 | 3,412km |
| 5 | 三亜 → 長春 | 3,236km |
| 6 | 長春 → 深圳 | 2,612km |
| 合計 | 6区間 | 19,940km |
6区間の合計飛行距離は、なんと19,940km!
最も長い区間は、深圳から喀什までの4,019kmです。
反対に、最も短い区間でも長春から深圳まで2,612kmあります。
ちなみに、この距離は各空港間の緯度・経度を基に計算した大圏距離です。実際の飛行経路は異なるため、実際に飛行する距離とは一致しません。
それにしても、中国国内線だけで約2万kmを移動できるというのは驚きです。
各区間の飛行時間と使用機材
次に、各区間の出発時刻、到着時刻、使用機材を調べました。
| 区間 | 出発時刻 | 到着時刻 | 機材 | 飛行時間 |
|---|---|---|---|---|
| 深圳 → 喀什 | 15:20 | 22:05 | B737 | 6時間45分 |
| 喀什 → 広州 | 07:50 | 13:55 | B737 | 6時間05分 |
| 広州 → ハルビン | 08:20 | 12:40 | A321 | 4時間20分 |
| ハルビン → 三亜 | 16:00 | 21:30 | A320 | 5時間30分 |
| 三亜 → 長春 | 09:00 | 13:55 | A320 | 4時間55分 |
| 長春 → 深圳 | 11:20 | 15:50 | A321 | 4時間30分 |
| 合計 | 32時間05分 |
各区間の飛行時間を合計すると、32時間05分になります。
つまり、25,000マイルでビジネスクラスに約32時間乗れる計算です。
もちろん、これは各区間の飛行時間を合計した数字です。空港での乗り継ぎ時間や宿泊時間は含んでいません。
また、今回選んだ便の運航曜日や接続条件を含め、実際にこの順番で旅行できる日程が確定しているわけではありません。
スカイスキャナーで航空券価格を調べてみた
それでは、今回の6区間を通常購入した場合、航空券はいくらになるのでしょうか?
前回の記事と同じように、スカイスキャナーで各区間のビジネスクラス航空券を検索してみました。
検索結果に表示された価格は次のとおりです。
| 区間 | 航空券価格 |
|---|---|
| 深圳 → 喀什 | 239,610円 |
| 喀什 → 広州 | 239,610円 |
| 広州 → ハルビン | 229,190円 |
| ハルビン → 三亜 | 229,900円 |
| 三亜 → 長春 | 229,660円 |
| 長春 → 深圳 | 226,350円 |
| 合計 | 1,394,320円 |
それぞれの検索結果も掲載しておきます。
① 深圳 → 喀什
スカイスキャナー検索価格:239,610円

② 喀什 → 広州
スカイスキャナー検索価格:239,610円

③ 広州 → ハルビン
スカイスキャナー検索価格:229,190円

④ ハルビン → 三亜
スカイスキャナー検索価格:229,900円

⑤ 三亜 → 長春
スカイスキャナー検索価格:229,660円

⑥ 長春 → 深圳
スカイスキャナー検索価格:226,350円

6区間の航空券価格を合計すると、1,394,320円になります。
つまり、今回のルートを通常購入した場合、約139万4,000円の航空券になる計算です。
※価格はスカイスキャナーで検索した時点の表示価格です。購入時期や空席状況、検索条件などによって変動します。
25,000マイルの価値は約55.77円?
それでは、今回の航空券価格を25,000マイルで割ってみましょう。
1,394,320円 ÷ 25,000マイル = 約55.77円
今回調べたルートでは、通常購入価格を基準にすると、1マイル約55.77円相当になる計算です。
第1弾の記事では、実際に発券した中国東方航空のビジネスクラス6区間について、追加料金を差し引いたうえで1マイル約39.6円相当という結果を紹介しました。
今回の約55.77円は、スカイスキャナーで検索した通常購入価格を25,000マイルで割った数字です。特典航空券の発券時に必要となる燃油サーチャージや諸税などは、まだ差し引いていません。
そのため、前回の39.6円と今回の55.77円は、計算条件が完全に同じではありません。
実際のマイル価値を比較するには、今回のルートで必要となる追加料金も確認する必要があります。とはいえ1マイルの価値が55円オーバーとは凄すぎませんか?
陸マイラーならご存知だと思いますが大抵100円で1マイル付与されます。ということは、100円=1マイル=55円が旅行で使えるということなんです。驚異的な還元率ですよね!?
25,000マイルでこれほど高額なビジネスクラス航空券を利用できる可能性があるというのは、非常に興味深い結果だと思います。
まとめ:中国南方航空でも25,000マイルで約2万kmの旅?
今回の調査結果をまとめると、次のようになります。
| 項目 | 調査結果 |
|---|---|
| 必要マイル数 | 25,000マイル |
| 利用区間数 | 6区間 |
| 合計飛行距離 | 19,940km |
| 合計飛行時間 | 32時間05分 |
| 通常購入価格の合計 | 1,394,320円 |
| 1マイルあたりの価値 | 約55.77円 |
現時点で私が調査した範囲では、中国南方航空を利用することで、25,000マイルで合計19,940km、飛行時間にして約32時間のビジネスクラス旅行ができるルートを見つけることができました。
もちろん、これが絶対的な最長ルートとは限りません。今後さらに調査を進めれば、もっと長い距離を飛べる組み合わせや、マイルの価値を高められるルートが見つかるかもしれません。
また、実際に発券する際には、対象便の特典航空券用空席や運航日、乗り継ぎ条件などを確認する必要があります。
今回の発見で、スカイチームに加盟している航空会社だけでなく、スカイチームを脱退した中国南方航空のビジネスクラスにも、大韓航空のマイルを使えることが分かりました。
大韓航空のマイルには、まだまだ知られていない活用方法がありそうです。
そして、スカイチーム以外の提携航空会社に目を向けると、もう一つ気になる航空会社があります。
それは、エミレーツ航空です。
エミレーツ航空といえば、豪華なビジネスクラスやファーストクラスで知られる航空会社です。大韓航空のマイルを使って、こうした上級クラスの特典航空券も発券できるのでしょうか?
次回は、エミレーツ航空のビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券について調べてみたいと思います。最新の大型機材にも乗れる可能性があるのか、詳しく見ていきます!
